◆同窓生だより◆
ラダックの芸術祭
昨年は久しぶりに国外での芸術祭に招聘されました。インド北部、標高3800mのラダックで開催される風変わりな芸術祭です。標高からも不毛な大地をイメージしますが、実際に訪れ見たのはヒマラヤの雪解け水を地下に蓄えた緑豊かな土地でした。とは言えそれは限られた一部であり全ての資源は貴重である。その考えつくされた循環システムから感じさせられる事実は、日本で生活する私の目には驚きと同時にどこか懐かしい、忘れ去られた遠い記憶のようにも感じました。
ありがたいことに今年の夏にも再び招聘され、一ヶ月にわたる制作が始まります。この地で学ぶ事は多く、あの頃高校生だった自分に語りかけるように画面に描きとめたいと思います。
■香川大介
福岡県福津市出身の画家。
現在は栃木県日光市在住。
「原始日本」をテーマにした独自の世界観で、現代の日本美術界や海外で注目を集めている作家。
絵画に限らずあらゆる創作の場として、2017年に栃木県日光市に『吉見屋/香川大介美術館』を設立。
形にとらわれない“創作”そのものを中心とした生活をおくりながら、近年は各地での展示・制作も積極的に行っている。

創作風景(本人近影)
【本人のコメント】
以前寄稿させていただいた時からしばらく経ち、臨時の美術講師としては5年目をむかえています。今は高校二校の授業をみていますが、初めての経験も時を重ねだいぶ 様になってきたように思います。コロナ禍を過ぎ、最近ではほとんど以前のペースに戻った制作環境ですが、そうなると難しいのが本業とのバランスです。加えて今年6歳と3歳になる子ども達に個性豊かな4匹の猫、日々の生活と授業に作品制作にと翻弄されながらの毎日はあっという間に過ぎていきます。


ワークショップの模様
【今後の活動予定】
6月 日光市 『シェルターガーデン日光』にて、火曜をのぞく全日17時~21時の公開制作。
7月19日~8月15日 インド/ラダック 『フォレストアートフェスティバル』にて滞在制作。
8月31日・9月1日 長野県大町市『原始感覚美術祭』にて滞在制作。
9月6日~23日 調布市仙川『ツォモリリ文庫』にて展覧会開催。
詳しい活動状況・今後の予定は、下記のサイトorSNSをご覧下さい。
香川大介美術館■
www.kagawadaisuke.com
Instagram■
daisukekagawa_official
■第17回宗高会に参加して
柿原利孝(昭和42年卒)
今回は約2年ぶりに会員の中間地点となる川越グリーンクロスにて開催されました。
3時頃から雨が降るとの天気予報の肌寒いなかのスタートになりましたが、終わるまで雨に降られず幸いでした。
私にとって初めての河川敷コースでしたが、適当なアンジュレーションがありまた、隣接コースが近いのでOBの心配もなく伸び伸びとクラブを振ることができました。
70歳を超えてから80台のスコアが出なくなっていましたが、久しぶりのベストスコアが出て今回優勝することができました。有難うございました。
グリーンも癖がなく3パットがなかったのもよいスコアが出た要因でした。
同組の小田二成さん(昭和40年卒)は私より年長なのにオーバードライブを何回もされました。また渡直樹さん(同46年卒)は気遣いが細やかで楽しいゴルフでした。


優勝トロフィーを手にした柿原氏
今回の参加者は昭和38年卒から46年卒の70歳から80歳までのメンバー10人でした。この会が始まった約10年前は5組が参加できたのですが、近年定年が伸びたせいか若い人の参加が少なくなってきています。
このままでは毎年一人辞め二人辞めで会の存続も危うくなってきます。若い人にぜひ参加してもらいたいと思っています。
私も若いときはアルジェリア・タンザニア勤務が長く、92年にインドネシア勤務となりインドネシアの暴動が始まるころまでジャカルタ近辺にいました。その時、昭和38年卒の中村悠一さんと知り合いました。
参加メンバー全員での記念撮影
その頃にゴルフを始めたのですが、まだゴルフよりオートバイや釣りが楽しく、そんなにゴルフに夢中になりせんでした。
その後2001年に再度インドネシアのスラバヤ勤務となり、そこで本格的にゴルフを始め、年をとってもやれるスポーツはゴルフだと実感しました。

アルジェリアの牧草地に勝手に作ったゴルフ場♪

チュニジアのゴルフ場のジオラマ
グリーン部分がフェアウェーで白い部分は砂漠です
インドネシア勤務が終わりその後定年まで再度アルジェリアに赴任しましたが、ゴルフ場のない国で、現場近くの牧草地に勝手に9ホールのゴルフ場を作り、そこで毎週ゴルフをやっていました。
また、正月休みなどを利用してフランスやチュニジアにゴルフに行きました。チュニジアの砂漠の中のゴルフ場では日本人は初めてだと言われました。
退職をした年の東京支部同窓会で中村さんと再会し、中村さん・片山保海さん(同38年卒)・片山健児さん(同39年卒)達とのゴルフをするようになり、それが宗高会につながっていったと思います。
『仕事はいつでもできるが、遊びは元気な内ですよ』